水中の残留塩素はバイ菌や汚れ成分と反応することでどんどん消費されます。また、露天風呂等で強い日差しがあれば紫外線による分解、湯温が高ければ水中からどんどん揮発します。このため、営業時間開始時に存在した残留塩素濃度は、使用に応じて刻々と変化する点に気を付けましょう。こまめな濃度管理が衛生管理の重要なポイントになります。
特に小さなお子様が浴槽内に汚れを持ち込んでしまう可能性や介護施設等で高齢者用オムツを着用した利用者がいる場合は注意が必要です。
また、循環式浴槽の場合、ろ過器やヘアキャッチャーは細菌類が付着しやすい構造となっているため、こまめな消毒、清掃等が重要です。