修景・親水用水の管理

修景・親水用水の水質基準は?

公園やオフィスビルの噴水、ショッピングセンターのエントランスの壁泉と呼ばれる滝のようなディスプレイ等、私たちが街の中で水と触れ合う機会はたくさん存在します。

これらの設備に使われる水は「雑用水」と呼ばれ、水道水以外の水を用いている場合は厚生労働省が所管する建築物環境衛生管理基準によって水質基準が定められています。
(水道水の場合は水道法にて別途厳格な基準が設けられています)

雑用水の例
修景用水 水遊びをしない水辺空間 噴水、人口の滝、ディスプレイ用水
親水用水 水遊びを前提とした水辺空間 じゃぶじゃぶ池、親水公園

水質基準値は元となる水の種類(下水再利用水か雨水か等)や接触頻度、誤飲相定量などから総合的に検討されています。先行する研究によると、思っている以上に雑用水への接触頻度が高いことがうかがえます。

再利用形態 被暴露者 暴露形態 接触頻度 雑用水の例
親水用水 公園利用者 水浴び 100日/年 10ml/日
修景用水 魚釣り 2日/週 1ml/日
散水用水 芝生等での接触 60日/年 1ml/日

金子光美:再利用水の水質基準の設定に向けての課題(2000年)

測定器の選び方

雑用水の管理で定められた項目は下記のとおりです。

項目 基準値
遊離残留塩素 0.1または0.2 mg/L以上
pH 5.8以上8.6以下
臭気 異常でないこと
外観 ほとんど無色透明であること
大腸菌 検出されないこと
測定のポイント
ドクロ先生

1989年以来、米国では噴水に起因した病原微生物による集団感染が多数報告されており、それらは残留塩素濃度の管理で防げた例が大半でした。我が国においてもこまめな管理が重要です。

鈴研株式会社は、全国の自治体・指定管理者・管理会社様を通じて水景施設の安全な管理のお手伝いをしています。

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