残留塩素測定用試薬のホウ酸不使用について

環境に配慮した製品づくりを目指して

ホウ酸について

ホウ酸(H3BO3)はその濃度毒性を利用して、欧米および日本国内においても殺菌剤、難燃剤、建築用木材におけるシロアリ対策等簡易に入手可能な害虫駆除剤として長く用いられてきました。
現在もコンタクトレンズの保存液や食品の保存料として広く用いられております。

そして、ホウ酸の特徴は半数致死量(LD50) 5 g/kg 程度と、ヒトにとっては食塩と同程度の急性毒性と、微量では直ちにヒトに対する重篤な影響を及ぼす物質ではないため、現時点毒物劇物取締法の指定物質には含まれておりません。
一方で、哺乳類以外の生体には悪影響を及ぼす危険があることから、生態系保護や環境リスク削減のため以下の法律により流通や排出の規制がなされております。

法律 規制対象
PRTR法(化管法) 第1種指定化学物質(ほう素化合物として)
水質汚濁防止法 有害物質
土壌汚染対策法 特定有害物質
下水道法 一律排出基準‐有害物質

鈴研株式会社では、水質測定・環境分析を通じてヒトの健康や動植物のより良い生息または生育に貢献できるよう日々研究いたしております。

この考えに基づき、弊社製品に含まれる化学物質が使用・廃棄されていく過程で大気・土壌・河川や海等の環境中に排出され、排出先周辺環境への負荷を高めてしまうリスクを少しでも軽減できるよう、弊社残留塩素測定試薬は完全にホウ酸不使用の製品のみをお取り扱いいたしております。
(他社の製品には、ホウ酸を利用した製品が存在しています)

環境先進国ドイツにある私たちのパートナー企業、Lovibond社とともに、鈴研株式会社はこれからも環境にやさしい取り組みを進めてまいります。

szk × ECO

鈴研の残留塩素測定用試薬はホウ酸を使用しておりません。

  • 提携先:Lovibond社

ドイツLovibond社が提唱・推進するホウ酸不使用ロゴ Green Chemistyに弊社は賛同しています。